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☆キャンティ 品種(サイゼリヤのキャンティの場合) ・ サンジョベーゼ:70〜80% ・ カナイオーロ・ネロ:10〜15% ・ コロリノ、トレッビアーノ・トスカーノ、マルヴァジア・デル・キャンティ の3つを合わせて1〜5% 生産州・・・トスカーナ州 トスカーナ州は、ピエモンテ州と並ぶイタリアのワイン名産地。 州都はフィレンツェ(京都市と姉妹都市。サッカー中田選手が 現在所属するフィオレンティーナの本拠地でもある)。 → 30分で究めるフィレンツェ → 5秒で感じるフィレンツェ
透明感あるルビー色の雫は、まさにイタリアを代表する、世界に知ら
一地区内のブドウを85%以上使ってワインを造った場合に限り、その 地区名も一緒にボトルに表記できる。従ってキャンティ・ルフィナといえば それは「ルフィナ地区のブドウを85%以上使っているキャンティ」であるこ とを意味し、サイゼのルフィナも、ラベルへの表示はもとより ボトル首 部分のピンクのシールにもしっかりと「DOCG CHIANTI RUFINA」と、 “RUFINA”まで一緒に印字されている。(このピンクのシールこそ、一瞬 でわかる赤のDOCGの証。イタリア映画などを見る時には(あんま見な い?)ぜひ注意して見てみよう。 そして、その7地区の中で最も優良とも評されるのが、このル フィナ地区。ルフィナ地区はキャンティ地域の北方に位置する500haほど の小さな地区で(7地区の中では面積最小)、また7地区の中でも かなり標高の高い位置にある。なお、サイゼのルフィナのボトル には「Fattoria Monte」との記載があるが、これは畑の名前。 サイゼが扱うキャンティ・ルフィナは、オーク樽で最低3年以上 熟成してから出荷される。それだけに色も濃いめのガーネットルビー色 で、口あたりは柔らかいが上品でしっかりとした渋みが感じられ、最後に 落ち着いた酸が全体を引き締める。赤っぽいパスタや仔牛のミラノ風シ チューなんかに少しだけタバスコをかけてスパイシーさを引き出してから このワインを口に含むと、一層よく合うかもしれない。またチョリソーや 辛味チキンにも合うだろうし、各種ステーキと合わせても美味しいだろ う。ちなみに、サイゼでも人気の 若鶏のディアボラ風は、 トスカーナ 生まれの郷土料理。 レモンとソースをかけた若鶏&その上の野菜ペー ストを口にほおばり、そこにキャンティもしくはキャンティルフィナを流し込 めば、酸味・香味・旨味・渋みが渾然一体となって夢のような味を体験で きる・・・という話だ。 ★酒屋でルフィナ・・・合ってる? ここでルフィナ絡みの小ネタ(&初心者へのアドバイス)を。 ・・・サイゼリヤでルフィナの味が気に入った貴方は、後日、酒屋で同じも の(キャンティ・ルフィナ)を探したくなった、としよう。 ・・・場所は酒屋。貴方の前にはワインがずらり。 貴方はイタリアワイン が並んでるっぽい棚を探し、「キャンティの、ルフィナ、ルフィナ・・」と、 「RU“FF”INA」だか「RU“F”INA」だか、そんな感じのを念入りに探す。 ・・・『あった!』 貴方は間もなく1本のワインを手に取った。 が、 よくよく見ると、ラベルの表記は、「RUF(F)INA」ではなく 「RUFFI“NO”」・・・・。。 ・・・『ルフィ・・・“ノ”? 「NO」は「ノ」だよね普通。ルフィ「ナ」とは違う? それとも単に自分の勘違いで、サイゼリヤにあったのも「ルフィノ」だった のかな・・・?? 絵が違っても名前(スペル)が一緒ならいいはず・・なんて思ってたけど、 これじゃどうも名前も違うっぽい・・・?これでいいの・・?(・w・)??』 ・・・初心者のワイン選びにこんなことは日常茶飯事(多分)。この 件について結論をいうと、「RUFINA」と「RUFFINO」は別の概念だ。 「RUFINA(ルフィナ)」がワインの名(≒生産地域名)であるのに対し、 「RUFFINO(ルフィーノ)」はワインの生産者(ルフィーノ社はキャ ンティ地区の代表的ワインメーカー)の名前なんだ。 確かに、どちらもラベルには「CHIANTI(キャンティ)」とも書いてある し、混同するのも無理はない。例えば国内生産物でさえ、仮に我々が スーパーの棚で、「北海道・ゆうばり直送メロン」と「北海道・ゆうぼり社 直送メロン」が隣あっているのを見かけたら、そりゃ一瞬混同、っていう か、普通に店員に「こっち(ゆうぼり社)も夕張産なの?」などと訊くところ だろう。いわんや輸入ワインをや、だ。 さて、こんなことが何度かあると、少なからぬ人はワイン選びが面倒に なってしまう。わからないこと自体に加え、『こんなことみんな知ってん のか?』と、その事項の知識レベルがさっぱりわからないから余計にイ ラつくし、あるいは途方にくれる。 ・・・しかししかし。 中級的な愛好家でも、見たものが何でもわかるわけ ではない。ただ彼らは、「ラベルのどこを見れば“だいたい”の味が想像 できるか」を知ってるんだ。彼らはラベルを見た時に、「これが地域名 で、これが品種名。これは造り手の名前だろうけど、全然知らんな。でも この地域でこの品種なら、だいたいこういう味だろう」 といったことが おおよそ判断できる、というわけだ。 ここらへんの“知識”については 後に紹介する弘兼憲史氏の本で気楽に学べるので、興味ある初心者 は、ぜひぜひ読んでみるといいと思う。品種・地域の紹介や、「このブド ウは一般に渋め」といったことも書いてある。 ☆生産者、「ベリーニ社」って・・・?? フィレンツェのワイン・メーカー。オーナーであるベリーニ家は古くからのル フィナ地区の地主で、19世紀後半から、各種農産物やソーセージの販売 とともに、所有畑で獲れるぶどうの範囲内でワインの生産・販売を始め る。1950年代、カルロ・ベリーニ氏は数々のワイン関係のフェアに参加、 販売代理店と輸入業者のつながりを通して販路を構築する。そして彼は キャンティ・ルフィナを世界に紹介し、ワイナリーを大きく成長させていっ た。 今日においては、彼の甥のマウリッツィオ・マージ氏、そして彼の2人の 娘、マリア・レティツィアとアレサンドラを中心に、極東などの新市場開 拓、およびアメリカ、ヨーロッパ等既存市場でのさらなる販促強化をおし進 め、ベリーニ・ワイナリーの一層の規模拡大と現代化を目指している。 なお、彼らはトスカーナ地方の伝統の尊重と最先端技術の採用・導入とを 上手く両立させており、その成果もあって、同社は1999年、優れた品質管 理システムを国際的に認証するUNI EN ISO 9002 を取得している。 ★人気のマルゲリータピザは、1889年(←この年、日本では東京・東銀座に歌舞伎座が開場、任天堂の創業など)、 イタリア王妃のマルゲリータがお忍びで城下のナポリを訪れた際に、ピザ職人のエスポースィトに作らせたことからのネーミ ング。エスポースィトは王家に敬意を払い、国旗の3色と同じであるバジル(緑)、チーズ(白)、トマトソース(赤)を使って ピザを作ったんだ。 ちなみに現地の人の食べ方はだいたい次の通りのようだ(ツッコミ歓迎)。 ・1人1枚が基本 ・ナイフとフォークだけで食べるか、またはそれらで切ったあとに手で食べる ・丸いピザカッターは使わない(1人で食べるから均等に分ける必要とかないし) 日本人の一般的な食べ方とは結構違う気もするが、まあ我々は我々に合った食べ方をすればいいのでは。 |
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